Yoshida家の日本風呂
増改築のついでに、バスルームに日本式風呂を置いてみました。
以下、その経過。
最近(昨年=2001年5月から着工、完成は11月。)ガレージを新築し、古い2カー・ガレージを「フルバスルーム/ウェットバー(簡単なキッチン)付きベッドルーム」に改造しました。
当然その時、バスルームを「日本式風呂に・・・」と思いました。
基本的にはひろさんが紹介してくれた「タカギ」の瞬間ガス湯沸し器/バスタブがアメリカでは一番手っ取り早いと思います。
タカギは瞬間ガス湯沸し器だけでなく、日本製バスタブもアメリカで売っています。
タカギの米国(個人消費者向け)販売代理店は
です。ここでひろさんが紹介してくれたガス瞬間湯沸し器も、日本製バスタブも、注文できます。
ちなみに、At-House社の所在地はカリフォルニア州アーバイン市ですから、近隣の方は会社を訪問してみると、もっと詳しく分かると思います。
そして、我が家はコロラド州ですが、問題なくタカギ製日本製バスタブを送ってくれました。(郵便では送れませんよ。トラック便です。・・・笑)
で、以下、我が家が結局タカギのバスタブに決めた過程をお知らせします。
選択1.アメリカ製室内ホットタブを使う。
実は我が家(築28年)には、購入(2年前)のときに既に前のオウナーが室内ホットタブ(対面で2人は入れる大きさ)を付けていました。
購入後、早速使ってみたのですが、問題点は
(1)バスタブの水の入る体積が大きい!
通常、一般家庭用のWater Heaterの最大容量は50ガロンです。
ところが、この室内用ホットタブの容積はそれをはるかに上まる!(おそらく、100ガロン近い、または、以上。)
大体、バスタブを一杯にお湯で満たす前に、お湯が「ぬるく」成ってしまい、全部満たすとぬるいんです!
これを回避するには、Water Heaterを2本付けるか、Takagiの瞬間ガス湯沸し器をつけるしかない。
Water Heaterを二本目つけるには、そのスペースと経費が必要。
Takagiの瞬間ガス湯沸し器をつけることは可能だけど、通風の問題とか、ローカルの建築コードの問題あり。(・・・と言っても、それほど気にすることではないのですが・・・)
更に、将来家を売ることになった場合、アメリカ人のバイヤーは「自分がなじまないもの」は嫌い、「普通の状態に戻してくれ」と言うことが有る。
ちなみに、私の知人は前の家を買ったときに、たまたま{たまたまですけど・・・それを捜していたわけではない。)バスタブが既成のバスタブではなく、カスタムのタイル作りのバスタブの家を買いました。やはり、バスタブの上まで暖かいお湯を注ぐのは時間が掛かったり、問題があった(生ぬるかった)ようです。
選択2.アメリカ製ホットタブの保温装置?
次に考えたのが、室内用ホットタブで、保温装置のついているものを買うことでした。
ところが、いろいろ調べていくと・・・
(1)保温装置は、保温装置でしかない!(加温ではない!)
つまり、「保温装置」機能を良く調べていくと、「バスタブにお湯が入った時の温度に保つ」のが保温機能だ、と言うのです。
要するに、「保温装置」は「加温」してくれないようなのです。
だから、「お湯(?)をバスタブに入れたときの温度が摂氏35度なら、幾ら保温装置をフルに使っても、最高35度までしか上げられない」というのが、私たちの調査(?)の結果です。
これでは、意味がありません。なぜなら、「選択1.」の状況を考えたときに、普通のアメリカサイズ(?)のホットタブを考えたときに、Water Heaterから出てくるお湯(の温度)だけでは、ホットタブの「保温機能」の最高温度を「日本人が良い湯だな!」と思う温度には、多分達成できない、と思ったからです。
(2)価格
更に、その保温装置がついた室内用ホットタブの値段が高い!
まあ、保温装置つきのバスタブだけで$2000近くに成るでしょう!
選択3.できるだけ将来アメリカ人にも売りやすいように、できるだけ既存のWater Heatingシステムを変えないように、しかし、お風呂を。
結局、Water Heaterを変えるか、キャパを増やすこと無しに、日本人に満足するアメリカ仕様のホットタブをつけるのは不可能と判断。
そこで、条件としては
(1)Water Heatingシステムはそのまま、
(2)将来、アメリカ人のバイヤーに対しても売りやすい、
(3)コストもりーゾナブル、
を条件として、日本製風呂場に近い状況を作ることに専念しました。
(1)の条件を満たすためには、バスタブにお湯を入れる容積が、通常の家庭用50ガロンWater Heaterで給水できる容積でなくては成りません。
(2)の条件を満たすには、将来家を売るときに、アメリカ人が「普通のアメリカ的バスタブに変えたい」と言うときに簡単に変えられるようでなくては成りません。(・・・でないと、家を売るときに苦労するよ!)
このスレッドのレスでも出てきましたが、「洗い場」なんで、アメリカ人にはなじみません!
そこで我が家の結論は、
(A)幅3フィートと、幅5フィートの「シャワー・ストゥール」をバスルームの中に隣同士に作る。
(B)幅3フィートの「シャワーストゥール」にはガラスのドアをつける。
(C)幅5フィートは、標準(Standard)のバスタブと同じ長さ。将来、バイヤーがStandardのバスタブを入れたいと思ったら、、簡単に、且つ、廉価(200ドル程度)で入れられる。
(D)幅5フィートのシャワーストールの上に、Takagiの日本製グラスファイバーのバスタブを「乗せる」。
Takagiのバスタブは、「深い」けど、長さが短いので、Standardのアメリカのバスタブと同じくらいの容量。したがって、既存のWater Heaterで
充分に水量は足りる。
結局、洗い場の代わりが「幅3フィートのシャワーストゥール」、体を「漬ける」のは幅5フィートの「シャワー・ストゥール」の上に乗っかっている日本製(タカギ)のバスタブです。
「洗い場」のスペースは、もちろん、我が家のように余分なシャワー・ストゥールを作るのではなく、バスルームのフロアを全部セラミックのタイル張りにすること(+排水用の管をつける)でも達成できますが、リセールするときのことを考えて、我が家はそれをしませんでした。
ちなみに、バスタブの乗っかっている5フィートのシャワー・ストゥールに私はガラス(アクリル)のドアを付けたいのですが、家内は「それでは窮屈。(ビニルの)カーテンでよい。」とまだ抗争中。
で、・・・Takagiのバスタブですが・・・・大きさにもよりますが、我が家が購入したのは、送料も入れて$1000弱。
アメリカ製保温機能付きホットタブよりは安いですが、Home Depotなどで買える普通のアメリカ製標準バスタブよりははるかに高いです。
(後者は、おそらく$200程度。)
ということで・・・
(1)幾らバスルームの改築にお金を掛けられる?(普通のHome Depotで買えるバスタブと、日本製バスタブ、ホットタブでは、コストが数倍違う!)
(2)既存のWater Heaterや、バスルームを改築する気持ちがある?
Water Heaterの増設、リプレース、追加にお金を掛ける気持ちがある?
(3)将来、その家を売るときに、自分の好みが、買い手のアメリカ人の好みにあう?
あわなければ、セラーは「元の状態(または、アメリカ人の普通の状態)に戻す」ことをバイヤーは要求するかもしれませんよ!
を考慮した上で、「日本式お風呂」を考えないといけないでしょうね。
ちなみに我が家のバスルームはこんな感じ・・・

向かって左側は普通の3フィート幅のシャワールーム(ガラス戸付き、写真ではガラス戸の下半分が左下側に見える。)、右側は幅5フィートのシャワースペースにタカギの日本製バスタブをただ単に乗せたもの。
タカギのバスタブはサイズにもよりますが、$600−$1000します。(送料込み。)普通のアメリカ製の、Home Depotなどで買えるスタンダード・バスタブ($200くらい?)よりははるかに高いです。
また、日本製のバスタブは深さ(高さ)が深い(高い)ので、写真中の真中より右側の、日本製お風呂の上の水の出る蛇口は、特別注文でアメリカ標準のバスタブ用よりは高いところにつけてもらっています。
ディジタルカメラの日付は間違っています。(電池の関係?)
手前の床は普通の床。(タイル/防水ではない。)
移っていない手前側(カメラの後ろ側)には、トイレの便器、および、洗面台があります。
忘れていましたが、瞬間湯沸し器としてパロマのガス湯沸し器も入手可能です。
http://www.gaswaterheaters.com/paloma/
知り合いの大工さんは自分の家を増築するさい、増築部分の床下に温水が通る床暖房を作り、その温水を循環するのにパロマのガス湯沸し器を使っていました。
結局、Water Heaterをタンク式ではなくて、瞬間湯沸し器に買える決心がつかないので、我が家は我が家の現状の日本式お風呂にしました。
もし、Water Heaterをタカギのベストの瞬間湯沸し器に替えれば、今は無用の長物で使っていない2人用室内用泡風呂も日本式風呂として使えるのでしょうが・・・
ちなみに、我が家はガレージを部屋にコンバートするときにタカギのバスタブを買いましたが、これはただシャワースペースの上に乗っければよいだけで配管工事はいらないので、最も簡単に日本式風呂を使える方法です。
スタンダード幅(長さ?)5フォートのアメリカ式バスタブをはずし、スタンダード幅のシャワースペースに改造する。(必要なモノは全てHome Depotなどに売っている、スタンダードな建材。)
改造時にお湯の出る蛇口の高さは、タカギのバスタブに合うよう、高めに移動します。シャワー用の成型されたグラスファイバーの素材によっては、排水溝も移動する必要があるかもしれません。・・・が、これらはプラマ−が簡単に出来ること。
グラスファイバーの素材を壁に固定するのは、Do−It−Yourslfでも出来ないことは有りません。
あとは、そのシャワースペースの床の上にタカギのバスタブを乗っけるだけ。固定も何もしない。ただ乗っけるだけです。
最近の家のマスターバスは、シャワースペースとバスタブと別々に付いているのが増えてきていますね。
高級ホテル(例:フォー・シーズン)のバスルームも、そうですね。
実は、我が家のアイデアもそこから来たのです。
1.アメリカ式バスとシャワーを、同じバスルームに付ける。
2.ただし、アメリカ式バスのところには深いバスをおきたい。
3.アメリカの素材で深いバスを据え付けるには、コストが掛かる。その割りには、それほど深いバスが無い。さらに、ワーターヒーターのキャパシティーも増やさなければ成らない。
4.ならば、1.のデザインで、ただし、アメリカ式バスのスペースを、シャワースペースに変える。
5.大きい方のシャワースペースの上にタカギのバスタブを乗っける。
ちなみに、我が家もガラスを沢山使って高級感を出だしたかった(フォーシーズンホテルの気分!)のですが、コスト面で妥協しました。それに、このバスルームはマスターバスルームじゃないし・・・
「ガラスの壁/ドアにしたかったら、今度、マスターバスをリモデルするときにしなさい」と家内になだめられました。(笑)
>しかしAlex さんらしく、徹底的に懲りますねぇ。(^^
懲ったわけではないのですが、「なんとか日本式風呂に近いものを・・・」と思っていろいろ調べ、コストと妥協した形でこうなりました。
まずはアメリカで手に入るものから調査し、最終的にはタカギのバスタブに到達しました。
このバスルームのデザインは建築中に何度も変わり、コントラクターにも嫌われました。(笑)
・・・と言っても、バスルームに着工してからは変わっていませんが・・・
メールは、こちら(alex@yoshida-family.com)
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Copyright 2002, Atsushi "Alex" Yoshida